風と雪

香川県のフリーランスjackerのブログです。

物語としての授業――トマシェフスキーのモデルを援用して

私の最近の家庭教師における授業の実践報告モドキをしたく思います。 授業の構成として有名なものは「導入―展開―まとめ」でしょう。 それに類似したものとして、世阿弥の芸術論である「風姿花伝」では「序―破―急」という構成が有名です。 私が普段実践してい…

サルにはなりたくない。

かつて「さよなら人類」という曲がありました。 初めて聞いた時は、何をふざけているのか? と思いましたが、この曲は紛れもない「反戦ソング」でした。 長い歴史の中で、人類学者はアルカイックな地域を研究して、そこから浮かび上がるものを「人類」ととし…

ライターの仕事の紹介

私が運営に携わっているウェブサイトです。是非とも、お楽しみください。 ENTAMEDIA | 話題の芸能ゴシップエンタメ情報まとめサイト 芸能人の紹介を行っているウェブサイトです。 彼女欲しいな.com 恋愛指南に関するウェブサイトです。

良い演技者を創るには――平田オリザと関連性理論から考えたこと

1 序論:良い演技者とは、コンテクストが豊かな存在。 1.1 背景 良い演技者とはどんな存在なのだろうか。教育の文脈で「演技」の効用が謡われて久しいが、ただ単に教育の世界に「演技」を導入してもうまくはいかない。「演技」そのものについて考えることに…

「作者の意図」に関する考察―村上春樹のインタビュー記事の語用論的解釈

1 序論: 1.1 背景 作家が表現するということはどういうことなのだろうか。作家は自分の意図したことを全て、自分の作品の中に託すことはできるのだろうか。 1.2 これまでの研究:語用論 「意味」には「意図された意味」と「表現された意味」がある。前者は…

善く生きること――ソクラテスから学べること

最近、これまで勉強していなかったソクラテスについて勉強を始めました。 ソクラテスは哲学の祖先的存在とも言われるように、「古い」のですが、彼が言っていたことは現代の世の中にもつながることがあることに気づきました。 私が注目している数学者の方も…

Two of us -- The Beatlesの物語

「今日はジョンの50回目の誕生日だ。だから、彼にささやかなお祝いをしてあげたかったんだ」 The Beatlesの中心メンバーとして活躍したポールとジョンだったが、彼らの歴史は「戦いの歴史」でもあった。 The Beatles解散直前、ジョンは妻のヨーコを頻繁にス…

英語学習に便利なウェブサイト

英語学習に便利なウェブサイトをまとめてみました。是非ともご参照下さい。 NHK高校講座 | ベーシック英語 中学校の英語から復習したい人におすすめです。 NHKゴガク ボキャブライダー on TV | NHKゴガク 簡単な英単語から学びたい人におすすめです。 Top St…

進研ゼミ高校講座の大学検索サイト

大学進学を考えている人で、まだ志望校が決まっていない人もおられるかと思います。以下のウェブサイトは、簡単かつ詳細に大学について検索できるので、是非ともご活用いただけましたら幸いです。 kou.benesse.co.jp

生徒のこころを育てる--『贈与論』を読んで考えたこと

1.はじめに 教育の世界に経済・経営の論理が拡大しています。特に英語教育の世界では、この傾向が強まっています。生徒は顧客で、教育はサービス業であるという理念です。しかしながら、教育とは本来、「人間を育てる」という営みであり、「財を作り出す」…

当事者を「生きる」-「当事者研究」について考えたこと

研究手法として、「当事者研究」というものがあります。数値で測れない人間の「質」を問う研究手法です。 従来、英語教育の世界では、量的研究をはじめとした数値で測る物差しがメインストリームでしたが、近年世界的な傾向である「質的ターン」や「ナラティ…

「野郎ども」の労働はどうなる!?-『ハマータウンの野郎ども』を読んで考えたこと

およそ1ヵ月かかって、『ハマータウンの野郎ども』を読了しました。カルチュラル・スタディーズの名著ともいわれ、もともと興味があったのですが、ようやく読了しました。 この本では、英国の「ハマータウン男子校」という仮名の学校における「野郎ども」と…

世界とつながることー『できない理由は、その頑張りと努力にあった』を読んで考えたこと

購入してから所用で読んでいなかった『できない理由は、その頑張りと努力にあった』を読了しました(自分の勉強不足と怠惰な生き方にほとほと嫌気がさします)。 甲野善紀先生のことは、2009年に私は知りましたが、私が軽視していた「からだ」の重要性を深い…

世界平和へのカギ-自律的学習者とユニバーサルデザイン-

世界平和とは何なのでしょうか? これまでこの問題について多くの議論がなされてきました。 世界史を見てみると、世界の歴史は「戦いの歴史」だったと言われています。現代にいたるまで、「平和」と呼べる世界情勢だったことはありません。 「平和」の定義が…

どうして勉強するの?

皆さんは以下の問いかけにどう答えるでしょうか? 「どうして勉強しなければならないのか?」 まず、私の愚見を述べますと、上の問いの立て方は間違っていると思います。「勉強『しなければならない』」というのは他からの強制を前提としており、自ら「勉強…

「主体性」について

私は一時期、アクティブラーニングに関するブログを運営していましたので(現在、そのブログの権利を私は持っていません)、アクティブラーニングにおける「主体性」について妄想したことがありました。 「主体的に動け!」「自分で考えろ!」とはよく聞かれ…

発達障がいに対する3つのアプローチ

近年、発達障がいと見なされる人が増えてきています。私も最近、発達障がいについて自分なりに理解を深めてきました。発達障がいの深い原因追及については今回は避けて、どのようにアプローチすれば良いかについて考えてみました。 私が発達障がいに対するア…

情報と知識-物語というプロセス-

最近、「情報」と「知識」を弁別して考える必要があると考えるようになりました。生徒に指導する際、これらを区分けしないと上手くいかないと思うようになったからです。 情報とは、乱暴に言えば、事実の集合体のことです。言語を中心とした情報は世の中に恐…

不安定なコミュニケーション

拙著『教師に向けた「輝く英語教育を夢見て」』でも書いたことですが、英語教育における「コミュニケーション」は安定性より不安定性を重視すべきではないかと考えています。 英語教育におけるコミュニケーション観は「伝わる」あるいは「伝えなければならな…

言語の有機性-『一般言語学講義』から考えたこと-

遅ればせながらソシュールの『一般言語学講義』を読了しました。読もうと決めて、実に10年間放っておいてしまい、不勉強を重ねたことをここに反省します。 ソシュールの『一般言語学講義』には言語学の祖先的な遺産的意義があると言われ、研究が進んだ今日の…

教育とイマジネーション

私も30歳になり、20代の頃とは教育観が少し変わってきているのを実感しています。 最近、特に心掛けていることは「10年後の生徒に語りかけること」です。 これは大塚謙二先生の『教師力をアップする100の習慣』に書かれてあって、印象深かったことです。 今…

不登校について考えたこと

社会問題として、不登校児童・生徒の増加が挙げられます。通信制の学校の増加が端的にそれを表しています。どうして不登校児童・生徒は増加したのか、今回はその要因について考えたいと思います。 私が考える不登校児童・生徒の増加の要因は以下の通りです。…

組織について-『マネジメント』と複雑系から考えたこと-

人間は成長すると、組織の中に属することがほとんどです。現在、多様な生き方が認められるようになってきましたが、それでも組織の中で生きることが前提となっています。組織論については、ドラッカーの『マネジメント』が有名であり、私も遅ればせながら読…

発達障がいと創造性

発達障がいとみなされている人が増えています。医学の発展上、仕方ないのかもしれませんが、その数の増大には驚愕に値するものがあります。 一見、マイナスに見える発達障がいですが、ある特殊な能力を持った集合体とも言われています。 それは「創造力のあ…

「意味」について

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。 私事で恐縮ですが、本年2017年は様々な占いによれば、「2008年頃から始めた努力の結果が出る年」らしいです。 2008年と言えば、私が病気と闘いながら、卒業研究を進めた年でした。 単純な…

ブログ開設のお知らせと注意事項

ブログ運営者について ■名前:jacker(ジャッカル) jackとjokerを合わせたものです。jackはトランプの騎兵隊の中で最弱の存在、jokerはトランプの中で最強の存在。最弱に見えて、実は最強…そんな存在を目指しています。 ■職業:フリーランス(講師・作家) …