平和にのんびり英語教育

香川県のフリーランスjackerのブログです。

妄想

生徒のこころを育てる--『贈与論』を読んで考えたこと

1.はじめに 教育の世界に経済・経営の論理が拡大しています。特に英語教育の世界では、この傾向が強まっています。生徒は顧客で、教育はサービス業であるという理念です。しかしながら、教育とは本来、「人間を育てる」という営みであり、「財を作り出す」…

当事者を「生きる」-「当事者研究」について考えたこと

研究手法として、「当事者研究」というものがあります。数値で測れない人間の「質」を問う研究手法です。 従来、英語教育の世界では、量的研究をはじめとした数値で測る物差しがメインストリームでしたが、近年世界的な傾向である「質的ターン」や「ナラティ…

世界平和へのカギ-自律的学習者とユニバーサルデザイン-

世界平和とは何なのでしょうか? これまでこの問題について多くの議論がなされてきました。 世界史を見てみると、世界の歴史は「戦いの歴史」だったと言われています。現代にいたるまで、「平和」と呼べる世界情勢だったことはありません。 「平和」の定義が…

どうして勉強するの?

皆さんは以下の問いかけにどう答えるでしょうか? 「どうして勉強しなければならないのか?」 まず、私の愚見を述べますと、上の問いの立て方は間違っていると思います。「勉強『しなければならない』」というのは他からの強制を前提としており、自ら「勉強…

「主体性」について

私は一時期、アクティブラーニングに関するブログを運営していましたので(現在、そのブログの権利を私は持っていません)、アクティブラーニングにおける「主体性」について妄想したことがありました。 「主体的に動け!」「自分で考えろ!」とはよく聞かれ…

情報と知識-物語というプロセス-

最近、「情報」と「知識」を弁別して考える必要があると考えるようになりました。生徒に指導する際、これらを区分けしないと上手くいかないと思うようになったからです。 情報とは、乱暴に言えば、事実の集合体のことです。言語を中心とした情報は世の中に恐…

不安定なコミュニケーション

拙著『教師に向けた「輝く英語教育を夢見て」』でも書いたことですが、英語教育における「コミュニケーション」は安定性より不安定性を重視すべきではないかと考えています。 英語教育におけるコミュニケーション観は「伝わる」あるいは「伝えなければならな…

教育とイマジネーション

私も30歳になり、20代の頃とは教育観が少し変わってきているのを実感しています。 最近、特に心掛けていることは「10年後の生徒に語りかけること」です。 これは大塚謙二先生の『教師力をアップする100の習慣』に書かれてあって、印象深かったことです。 今…