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風と雪

和泉敏之のブログ

教育

コミュニケーション英文法(はじめに)

コミュニケーション英文法 ――読み手・聞き手が受け取る英文法 はじめに 時制 助動詞 態 副詞 接続詞 比較構文 仮定法 関係詞 おわりに はじめに コミュニケーションということばが頻繁に聴かれるようになってから久しいです。しかし、「コミュニケーションと…

Graduation

卒業シーズンですね! 教師の視点から卒業する生徒へのエールを詩にしてみました。 「卒業」と「重たい心が軽くなっていくグラデーション」を掛けてみました。 'Graduation' 青かった空も だんだんと桃色の花に包まれる 重かった声も だんだんと軽装な夢にか…

英語教師・水田光希(第4章)

第4章 宝物 大学の英語専攻の教授に教わったことがある。「有名な実践者を見ても、単純に真似をしてはダメだ。『ミニ〜先生』になるだけで、自分らしい授業ができなくなる」このことばは俺を強く感銘づけた。自分らしい授業。それは俺の持っている性分である…

英語教師・水田光希(第3章)

第3章 授業 大学の時分には教育哲学を専攻していた俺だったが、英語教育の道に進むことになった。元々は履修していけば、社会科の教員免許のみを取れるはずだったが、それは大学の「英語教育学入門」という授業によって路線変更となった。名人英語教師の授業…

英語教師・水田光希(第2章)

第2章 夢希 2015年9月1日、始業式が終わると、俺は学校近くのうどん店で昼食を取っていた。白い麺を啜る速さとは裏腹に、俺の頭は悩みに包まれていた。その核となるものは他でもない新しく学級へ入ってくる転校生のことだった。 資料によれば、その転校生の…

意味の発達ーーヴィゴツキー『思考と言語』を読んで考えたこと

意味の発達――ヴィゴツキー『思考と言語』を読んで考えたこと 本日から明日にかけてグレート・コンジャンクションが起こるようです。占星術で滅多にない星の並びにより、「ターニング・ポイント」となる節目です。 この折に、私はしばらく言語について考えて…

英語教師・水田光希(第1章)

第1章 光希 瀬戸内海に面した日本で一番小さな県・香川。ここに香川平和中学校という、大規模でも小さくもない学校がある。香川県の自然豊かな地理から少しは離れて、町の中心地に位置している。ここに一人の英語教師がいた。 名は水田光希。29歳の若手英語…

【勉強ノート】社会の教育システム(ニクラス・ルーマン/村上淳一)

【勉強ノート】社会の教育システム(ニクラス・ルーマン/村上淳一) (新型コロナウイルスによって命を奪われた方々にご冥福をお祈り申し上げます。また、医療や福祉関係者の方々に敬意と感謝の意を表します。) 自称・ルーマンおたくな私ですが、本書は2014…

英語教室内におけるコミュニケーション(未完)

英語教室内におけるコミュニケーション ―ニクラス・ルーマンの社会教育学の知見を用いて― 和泉敏之 (フリーランスライター) 1.序論 榎本(2019)によると、学校英語教室内における英語学習はコミュニケーション行為に基づいて行われるという。しかし、こ…

当事者研究における権力性――批判的語用論の枠組みを用いて  

当事者研究における権力性――批判的語用論の枠組みを用いて 和泉敏之 (フリーランスライター) 1.序論 当事者研究では様々な著者から、参加者たちが上下関係や支配関係から自由になる必要があるとされている。しかし、日常的な対話でもそうであるように、…

意味の英語教育戦後史 ―二クラス・ルーマン「ゼマンティク」論による考察―(未完)

意味の英語教育戦後史 ―二クラス・ルーマン「ゼマンティク」論による考察―(未完) 和泉敏之 (フリーランス・ライター) 1.序論 二クラス・ルーマンによると、コミュニケーションには意味が重要とされる。一般的なコミュニケーションにおける、複合性の縮減…

倫理の理論――『教育と民主主義』から学んだこと

私の専攻は英語教育学ですが、狭義の英語教育学のみを学んでいっても、多面的で深い教育観を味わうことはできないとこの10年ほどで学んできました。そこで、いわゆる「教育学」特に「教育哲学」の知見を参考にすることが重要だと感じています。 今回はジョン…

最近接発達の領域に関する一考察 ――関連性理論の枠組みを用いて――(アウトライン)

第1章 はじめに ・社会文化理論における最近接発達の領域はやや具体性に欠ける。 第2章 最近接発達の領域 ・学習者の精神より少し段階が高く、他の学習者との協同によって達成される課題の水準。 第3章 研究課題と方法 ・どの程度の範囲なのかを理論的に説明…

基本的なコンピュータ用語のまとめ

基本的なコンピュータに関する用語をまとめました。基礎中の基礎ばかりですが、是非ともご参照ください。 ・ハードウェア:パソコン本体やディスプレイなどのパソコンを機能させるための機器の総称。 ・ソフトウェア:パソコンを稼働させるための手順書のこ…

物語としての授業――トマシェフスキーのモデルを援用して

私の最近の家庭教師における授業の実践報告モドキをしたく思います。 授業の構成として有名なものは「導入―展開―まとめ」でしょう。 それに類似したものとして、世阿弥の芸術論である「風姿花伝」では「序―破―急」という構成が有名です。 私が普段実践してい…

言語の有機性-『一般言語学講義』から考えたこと-

遅ればせながらソシュールの『一般言語学講義』を読了しました。読もうと決めて、実に10年間放っておいてしまい、不勉強を重ねたことをここに反省します。 ソシュールの『一般言語学講義』には言語学の祖先的な遺産的意義があると言われ、研究が進んだ今日の…

教育とイマジネーション

私も30歳になり、20代の頃とは教育観が少し変わってきているのを実感しています。 最近、特に心掛けていることは「10年後の生徒に語りかけること」です。 これは大塚謙二先生の『教師力をアップする100の習慣』に書かれてあって、印象深かったことです。 今…

発達障がいと創造性

発達障がいとみなされている人が増えています。医学の発展上、仕方ないのかもしれませんが、その数の増大には驚愕に値するものがあります。 一見、マイナスに見える発達障がいですが、ある特殊な能力を持った集合体とも言われています。 それは「創造力のあ…