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風と雪

和泉敏之のブログ

哲学を簡単に振り返る

新型コロナウイルスにより、市井の医療を中心とした科学への敬意が強まっています。科学的なエビデンスに基づいた主張の方が単なる「思いつき」よりも信頼できる、私もこの状況を支持します。

 

しかし、科学にも限界があります。ときには科学の対概念とされる文学や哲学の世界にも耳を傾ける必要があるのではないか、というのが私の持論です。

 

そこで今回は哲学の歴史を簡単に振り返ってみたく思います。昔の読書ノートを片手に「哲学者の系譜のリスト」だと思って頂ければ幸いです。

 

ここで取り上げている哲学者は私が個人的に(永遠に客観には辿り着けない主観による!)興味を持っている方々ばかりです。しかも極めてメモ的な記述です。

 

哲学の歴史を本格的に勉強したい方はどうぞ『世界十五大哲学』(PHP文庫)などをお読みください。

 

<取り上げる哲学者>

ソクラテス

プラトン               

デカルト

・ルソー

・ロック

・カント

ニーチェ

サルトル

ヘーゲル

・デューイ

 

ソクラテス

ソフィスト達による「主観的感性」を批判し、客観的理性の重要性を唱えました。

 

プラトン

主な著作:『国家』篇

国家は拡大された個人と同等で、労働の分割・守護者階級・「家族」の廃止などを唱えました。

 

デカルト

主な著作:『省察

身体よりも思考する「私」の存在は確信できるということなどを唱えました→心身二元論

 

・ルソー

主な著作:『社会契約論』

民は公共の福祉のために集結し、各人は協力し合って国家を形成するようになることなどを唱えました。

 

・ロック

自然科学の影響により、権力分立(立法権・執行権・同盟権)などを唱えました。

 

・カント

主な著作:『純粋理性批判

私達人間が知覚している世界は、その人の特性に依存していることなどを唱えました。

 

ニーチェ

主な著作:『道徳の系譜

キリスト教より以前の神の教えにより、キリスト教の衰退の危惧を唱えました(神は死んだ)。

 

サルトル

主な著作:『存在と無

意識をする存在にとっては、実存が本質に先立つことなどを唱えました。

 

ヘーゲル

主な著作:『大論理学』             

歴史の進展は、矛盾を根底として成り立つと唱えました。

矛盾する極の間に、高い調和をもたらし統合すること(弁証法)。

 

・デューイ

主な著作;『学校と社会』

集団の体験により、自身が無力であることを学ぶことの重要性などを唱えました。

 

 

以上です。雑なまとめになり申し訳ありません。「哲学は理解が出来ない」と私も最初は思っていましたが、「哲学はロジックの遊び」と言われるように、人間の思考や議論により展開される創造です。この暗い時代にこそ、哲学的な枠組みを用いて、1人1人が考えることが大切だと思うように鳴りました。そうして「考える」ことが「学び」に結びついていきます。

 

学びとは、もちろん自分の自信をつけることを目標にすることを基軸にすべきだとは思いますが、あまりに極端な方法論を取ると、自分を大きく大きく見せていく人間になってしまう危険性があります。それよりも、自分がこの世界では知らないことが多いことを実感していくことこそ学びではないでしょうか?

 

宇宙の中の地球に生まれ落ちた私達は基本的に弱い存在で、自分たちがいかに「小さい」かを味わい、そこから自分たちなりに学ぶことによって、自信をつけていくことが肝要だと考えています。

 

師弟関係ということばも死語になっているような気がしますが、師は弟子に「道」を照らし、そして何より弟子の自己肯定感を高めながら共に探求していくことが重要だという駄文でこの記事を終わります。

 

参考文献

ナイジェル・ウォーバートン著、船木享訳(2005)『入門・哲学の名著』ナカニシヤ出版

K・シュテンベルク著、多田真鋤訳(1989)『政治哲学史慶應通信